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2006.10.28 昭和

本日もバイト先へ。しかし今日はバイトではなくボランティアなのです。土壁作りを手伝って、とは以前から聞いていたのですが直前になって、時給は出ませんボランティアでお願いします、とは…あれだけやりたい!と言わせておいていまさら断れるわけないじゃないですか。。。

しかし左官体験なんてそうそうできるものでもないし、まあそんな経験してみるのもいいかな、なんて思いながら阿佐ヶ谷に向かったら、「まだ土の作業までいってないから午後まで待って」と言われてしまいました。申し訳なく思ったバイト先の方が時間つぶしに阿佐ヶ谷住宅を見に行くといいよ、と教えてくれました。もうじき取り壊されてしまう、昭和33年に立てられた長屋の集合公団住宅です。

阿佐ヶ谷住宅の特徴は溢れる緑とたくさんの公園に囲まれた、当時としては珍しかった庭付きのテラスハウスとのことですが、これらをより魅力的に見せているのが、周囲を囲っているブロック塀だと思いました。140cmくらいの塀が団地全体をぐるりと囲っているのです。この閉塞感が秘密の花園に立ち入るかのようなわくわくした気持ちを思い起こさせるのですよ。そんな閉ざされた阿佐ヶ谷住宅は昭和の香りが薫る、低い天井、小さな畳、緑溢れる広い庭をもつ素敵なテラスハウス群でした。昭和57年生まれの私は平成の世より昭和の方が落ち着くのです。

午後、結局今日の作業は進められないと宣言され、今度は気分転換に裏の映画館に行き「瀬川昌治の乾杯ごきげん映画術」を見てきました。赤塚不二夫らが若い頃見まくっていた映画とは、こういうものだったのかもしれない、と思いました。

戦争の時代と謳われた昭和ですが、バブル崩壊と共に始まった平成に生きる私にはすべてが眩しい過去の時代です。

2006.10.25 ゆれない

アメリ以来のミニシアター系から生まれたビッグヒット(らしい)「ゆれる」を見てきました。残念ながら、何一つ心にひっかからずに終わってしまいました。
かつて「ニュー・シネマ・パラダイス」を見たときも全く感動できなかったのですが、どうやら、最後に思い出のフィルムを見ているうちに積年の思いがこみ上げてきて思わず涙ぐむ、という設定に感動スイッチがついていないようです。

過去最も泣いたのが「マイ・フレンド・フォーエバー」で最後にお母さんが抱きしめるシーンと靴を流すラストシーン。両方とも悲しくてたまらないのに、主役の男の子はいたって冷静な表情なのです。主人公が号泣してそれに共感しろ〜という画面作りが苦手なのかもしれません。

それにしてもせっかく1000円近い交通費と2時間以上の移動時間を含めて見に行った映画がおもしろくないというのはショックなものです。もっといろんな感動スイッチが自分についたらいいのに。

行き、東京駅にて下りエスカレーターの両側に掃除のおじさんが立って雑巾をベルトに押し当てていました。お城の衛兵みたいに動かないおじさん二人にはさまれて、降りるお客さんの顔が一瞬こわばるのが面白かったです。
こういうので笑えるスイッチはたくさんついているんですがね。

2006.10.23 恥はいつでも突然に

穴のあいたくつ下から なんとか顔だけ出して生きています。

恥の上塗りで詩人になってみました。

家に帰って靴下を脱ごうとしたら、左のかかとに大穴を発見。

いまのバイト先は、事務所にあがるとき靴を脱ぐのですよ。今日一日かかとに大穴あけた靴下で事務所中をうろつきまわっていたのかと思うと、またそれを誰からも指摘されなかったことを思うと、、、恥ずかしさがこみ上げてくるばかり!

2006.10.22 デモでブッチ

3月に一緒にスキー&ボードツアーに行ったジェントルマンがもうじき結婚します。例の婚約者の方とです。周囲が式の準備に励む中、なぜか一緒にスキーにも行った仲なのに式に呼ばれていない私…。ちょっと拗ねているので、思わずジェントルマンの頭髪事情を詳しく書こうかと思いましたが、さすがにプライバシーの侵害なのでやめておきます。

御嶽OB合宿所で過ごす夜中、式の話しで盛り上がる先輩達の輪から抜け出し、近所の友人宅に亡命しに行ったら彼女が出てきてさあ大変!結局学生の合宿所に逃げ込ませてもらいました。しばらく会っていなかったのに不思議と気になっていた後輩と話せて嬉しかったです。幸せ気分です。

2時まで飲んでOB小屋に戻り、「明日は7時に起きて漕ぎますよ!」と宣言したら、一人別の部屋に隔離されて寝かされました。別にいじめられてはおりません。

翌日はきっちり7時に起きて7時半に漕ぎ出しました。会長杯という初心者対象の試合のために川にはゲートが張ってありました。もはやカヌー歴も7年目なので出場することはできませんが、試合が始まる前まで練習させてもらっちゃおう、と漕いでいたら、気がつくとデモンストレーターになっていました。そのまま審判をして、お弁当までもらってしまいました。

1年生の頃からずっと見てきた後輩達がすっかりたくましくなって漕ぐ姿には感動してしまいました。後輩だけど、皆頼れるお兄さん&お姉さんです。しばらくOB小屋で一人で過ごすことが続いていたけど、また学生の合宿所に顔を出そう、と自分の安心できる場を思い出してほっとした週末でした。

2006.10.21 久里洋二

今日もバイト先に行ってきました。しかし、本日はお客様としての参加です。
久里洋二さんの講座を聞きに行ってきたのです。

いやぁ。よかった。

久里さんはアニメーションなんて作るの大変なんだから、できるだけ手を抜くんだよ。と言い、手抜きアニメのつくり方、みたいなことをおっしゃるのです。

「1秒が24コマだから、4枚も書けば動いたように見えるでしょう」

4枚って!鉄腕アトムもびっくりですよ!(アトムは1秒に8枚)

しかし単純に6×4で4枚というわけではなく、8+4+3+9コマの4枚24コマといったように動きごとにコマ数を変えて、あとの間は見ている人が勝手に想像してくれるから…などなどアニメーション創始者ならではの面白いお話をたくさんお聞きできた楽しい講座でした。

キャラクターのこと、動かすということ、音のこと、フィルムのこと、11pmと銀座のヤクザのこと、広島ではわからなかった久里さんの魅力にたくさん気付けた、いい講座でした。

そして、散々アニメーションは大変だから、と語った久里さんが 「でもできあがったフィルムを見ると、それまでの苦労が全部消えちゃうの。アニメーションてのは苦労したからでるんじゃなくて、根気強く続けた先に完成するものなんだね」

2006.10.20 特撮スタジオN700

クリックすると大きくなるよ

プチプチ・アニメ、チックンタックの撮影見学にNHKに行ってきました。引き続き、鈴木伸一さんにお世話になってまいりました。

「自由に見学していいよ。聞きたいことは何でも聞いてね」という優しい鈴木さんのお言葉に甘えてスタジオをうろちょろうろちょろ…カメラさん、照明さんにも話しかけまくり、初めて見る立体アニメーションの撮影にいちいち驚嘆しまくってきました。

そしたら翌日「なっちゃん昨日は動きすぎだから」と元ITOONバイトの同僚に注意を受けてしまいました。アニメーターにもよると思うのですが、立体アニメーションの世界は基本的に一発勝負。いったん撮影を始めてしまったら、現場は緊張感に包まれてひたすらアニメーターの集中を途切れさせないようにするのが常識だそうで。。。どうりで、彼はせっかくの見学なのにほとんど動いてなかったわけです。無知だったとはいえ、相当申し訳ないことをしてしまいました。
アニメーションの世界の半分の人は最高に内気で、残りの半分の人はとても優しくて親切なもので、ついつい失礼をしてしまうことが多々あります。

無知なのをいいことに大御所の先生方に相当失敬な質問をしまくっている私をいつも上司や同僚の方はハラハラしながら見ているんだと思います。どうか私に知識がつくまで、皆さんの心臓がもちますように。それまでは無知と探究心だけを武器に頑張ります。

2006.10.15 ラーメン大好き?

杉並アニメーションミュージアムに行ってきました。館長の鈴木伸一さんにお会いするためです。初めて行ったのですが、凄い!なんて素晴らしい施設なのでしょう!大して広くはないスペースに、日本アニメーションの歴史が網羅され、作画の流れ、デジタル化の紹介、アニメーション制作体験、さらにライブラリーには豊富な書籍とDVDがあって、その場で読み放題、見放題なのです。今日は見逃したけど、シアタールームでは大きなスクリーンで作品も見せてもらえるようです。どうしよう…通わなきゃ!

さて、そんな魅力的なミュージアムの館長鈴木さんはこれまた、親しみやすくて気さくで素晴らしい方でした。アニメーションで生きていくことの辛さなどが金銭面の問題からあがってきたときは、僕はラッキーだったから、とずっとおっしゃっていました。ラッキーだって決して向こうからやってくるものではなく、引き寄せたものだと思うのですが、謙遜するわけではなく、仕事がたまたま続いたんだよ、とこんな私目の質問に丁寧に答えてくださりました。

ミュージアムでは毎日来館者が自由に作画をできるスペースがあって、それらを繋げたリレーアニメを見せていただきました。皆素人なのにとても面白い!次々としりとりのようにメタモルフォーゼを繰り返していくアニメーションです。何十人もの人が関わっているので次にどんな形になるのか全く予想がつきません。映像で見ると数十秒の作品ですが、見せていただいた動画は厚さにして20cmほど。パラパラとめくる鈴木さんの手元がまた熟練の手つきで、いちいち感動してしまいました。

ここではとても謙虚な姿勢で語っておりますが、実は鈴木さんがあまりに親しみやすくて、知り合いのおじさんと話すかのように、ほとんど気兼ねなくお話しさせていただきました。あわわあわわ、いまになって緊張と興奮がやってきましたよ。

ミュージアムを後にして、荻窪駅前の焼き鳥屋にて一緒に行ったバイト先の方々と飲みました。練馬美術館の話、いま話題の映画「ゆれる」の話、絵画や映画やアニメーション、教育についてといろいろ語り合いました。4時間近く居座って3人でたったの5000円ぽっきり。店のおじさんたちがあきらかに不機嫌になっていってたことは言うまでもありません。

2006.10.12 無駄のない人生なんて

どうにもこうにも最近さぼり気味でいかんですね。ここ数日はいろいろありました。

急遽午後出勤したバイト先にてメイン講師(予定)の人形アニメーターの方に会いました。真賀里文子さん。広島でも会ってアイスをおごっていただいた方なのですが、ドコモダケからフジッコのお豆さん、イソジンのカバくんまで、1000本以上のCMを手がけられてきたそうです。そんな真賀里さんに、アニメーションにおける編集についてお聞きしました。

アニメーションはとても手間がかかるもの、だから無駄なシーンは作らないものなんですよね?とお聞きしたら…

そんなことはないそうです。普段から手になじんだ自分の人形ならいいけど、CMのようにスタジオで初めて人形と対面した場合、まずはその人形と仲良くならなきゃいけない。この人形の考えてること、どんなふうに動きたがってるか、を探り出すために最初の数秒を費やすこともある。また一歩目よりも二歩目の方がいい動きをするかもしれない、あともう少し動かしたら、もっといい動きができるかもしれない、人形が動きたがっている、など人形との対話から動きを作り出す真賀里さんは、時間でアニメートを区切るということをなさらないそうです。

4秒の指定のところを7秒も撮っちゃったこともあるとか。15秒のCMで3秒オーバーなんて大変なことなんです。さすがに周囲のスタッフもそわそわしだしたそうですが、真賀里さんはアニメートに夢中。

「無駄のない人生なんてつまらないじゃない。無駄なものを作らないって姿勢ではないのよ。もう少し動かしてみようって動きたいって人形と常に対話するの」
アニメーション=命を吹き込むなんですよね!

2006.10.07 さあ、三連休だ!

昨夜は中秋の名月にも関わらず日本列島大雨に襲われましたね。うってかわって本日は晴天なり。素敵な三連休の幕開けとなりました。がしかし、本日したことはひたすらバイトの自宅作業。この最高の天気に自宅作業。母校は学祭中なのに自宅作業。先輩は皆カヌーツアーに行ってるのに自宅作業。友人が公演してるのに自宅作業。誰も悪くないけど自宅作業。

あんまり天気がいいので、ひと段落したところで出かけようとしたら、バイト先から電話が。またまたホウレンソウ不足による綱渡りをしてしまいました。

なんとかなったのでとりあえずでかけたのが近所のダイエーの100円ショップ。どこまで地味な女なのでしょう。こちらにてノートPCの持ち運び用にふわふわのポーチを買いました。B4サイズじゃたぶん入らないだろうな、とは思ったのですが、案の定入りませんでした。本当はこの大きさを実感したくて無駄な買い物をしてきたのかもしれません。

もともと持ち歩く予定もなく購入したPCなので、この馬鹿でかさも愛すべきポイントです。それでもやっぱり軽くて簡単に持ち運べるケースがほしいなぁ、と言ったら裁縫好きの母が縫ってくれるそうです。やったね。

最新ノートPCのケースが母ちゃんの手作りなんて素敵じゃないですが。
100均のポーチを頭上に掲げてがに股で階段を上ってたら、だんだん幸せになってきました。このポーズ、お勧めですよ。

2006.10.04 あっちもこっちも

耐久レースのようなコーヒーを飲み干し、合宿所に戻ると、明日仕事がある大学の友人達とはここでお別れです。

夕方6時。カヌーの先輩と夕ごはん何作ろうか?と散々話した挙句、疲れ果てた私達は近所の中華料理屋へ向かったのでした。ここでもう一人、カヌーの先輩と合流。久しぶりの仲良し女3人組のごはんで楽しかった!と書きたいところですが、話題はもっぱら彼氏の愚痴につぐ愚痴のちのろけ。。。なんだか急速に孤独感に襲われてしまいました。

そして先輩2名は彼氏が待ってるから…という理由で私との約束をあっさりと裏切り、漕ぐこともなく帰っていきました。なんだか惨めな気分に落ちいることになってしまいました。

お・ま・け・に、翌日は友達以上恋人未満の関係を楽しんでいる男女と一日中行動を共にする羽目に。。。今度は勝手に邪魔者気分に。。。

ああ、昨日は楽しかったなーなんて鍾乳洞体験を遠い目で思い返す週末となってしまいました。鍾乳洞に行ったのもカップル二組と一緒だったのですが、彼らは一緒にいても全く孤独感を感じることがない、いわゆる開かれたお二人です。ああいう二人は幸せになれるに違いない。なんてことを考えながら、友達以上恋人未満の共同作業を楽しんでいる二人に料理も洗濯も掃除も任せて合宿所でゴロゴロ寝ておりました。ギブミーチョコ!ギブミーガム!おくれよおくれよセロトニン!

2006.10.04 あらびっくり
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9月はろくに更新しないうちに過ぎてしまいました。日記を書いてないと月日が過ぎるのが早いですね。どうしてこんなことになったかというと、サーバーを安いほうに移したらアクセス解析が面倒になり→訪問数がよくわからなくなり→モチベーションがさがり…と適度な監視と締め切りの大切さを痛感いたしました。

さて、9月30日のことですが、念願だった鍾乳洞に行ってきました。

奥多摩の日原鍾乳洞です。期待を裏切らない体験ができました。共に行ったのは大学の先輩友人あわせ6人。鍾乳洞というのは大きな広場と広場が狭い通路でつながっているのですね。内部は一年を通して同じ気温。12度ほどです。寒い。

先輩Y 「ドラクエの洞窟とかこんな感じだよね?」
友人H 「だから並んで歩くんだよ!」

そうか、そういう仕組みだったのか。

私がパーティーのしんがりをつとめていたときのことです。急に前の人が一人ずつ同じ場所に立っては「わぁっ!」と全く同じリアクションをとるポイントにぶつかりました。まるでタイムリープしてるかのように繰り返される驚嘆の一声。ドキドキしながら自分がその場に立つ番を待ちました。

「わぁっ!」

やっぱり驚いちゃった。そこは鍾乳洞内の一番大きな広場で、狭い通路から唐突にだだっ広い空間へとつながっていたのでした。その大きさたるや、広さはサッカーができるほど、高さはホームランが打てるほどです。足場が岩山なので、スポーツするには向いてませんがね。

その後も笑いが止まらなくなるくらい急な階段を上ったり、下ったり。いちいち驚いてたら後が詰まって気付くと20人以上の大パーティーになったりしながら、鍾乳洞探検を終えました。

時間があまったので道中にあった国際マス釣り場に寄っていくことに。誰一人釣りしてる人はいなかったけど、ここは“国際”マス釣り場らしいです。清流を見たくてずんずん岩場を歩いていったら、棘のある植物に足首を刺され、一時恐ろしく腫れあがってしまいました。あわあわ。幸い友人が持ち合わせていた薬(会社からぱくってきたらしい)をすぐ塗ったおかげで腫れはまもなくひきました。

さらに時間があるので、鳩ノ巣の茶屋へ。やたらとカップになみなみとコーヒーを入れてくれる喫茶店でした。帰りに店のおじさんが、唐突に展示してあった器を売りつけてきました。3500円くらいのガラスのお皿とかです。しかし話を聞いてるうちに全部フリマで500円くらいで仕入れてきたことが発覚。話せば話すほどボロが出てくるおじさんをふりきって、店を後にしました。長いので、次に続きます。


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